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外壁の塗り替え時期は何年? サイディング・モルタル・金属・ALC別の目安と、「10年ごと」に公的な根拠はあるか

公開 更新 次回更新予定 2027-04編集責任者 鈴木 章悟

木目調のサイディングの外壁

「外壁塗装は10年ごと」と定めた法律や公的な基準は見当たりません。品確法の10年は構造と雨漏りに対する新築の保証、長期優良住宅の10年は点検の間隔で、どちらも塗り替えの周期ではありません。目安の年数は、外壁材と新築時の塗装の種類で大きく違います。窯業系サイディングの一般的な製品は7〜12年(日本窯業外装材協会)、高耐候の製品はメーカーのモデルケースで30年前後、金属サイディングは8〜12年(工業会のスケジュール例)、モルタルはチョーキングが出るまでおおよそ10年前後(国土技術政策総合研究所)、ALCは塗料によって約20年・約30年(旭化成建材の純正塗料)です。どの資料も年数は目安としていて、手でこすると白い粉が付く(チョーキング)などの症状で判断するよう書いています。まず新築時の仕様書で、外壁材の製品名と塗装の種類を確かめてください。

目次
  1. 「10年ごと」に公的な決まりはあるか
  2. 外壁材ごとの目安:早見表
  3. 公的な資料は何年と書いているか
  4. 窯業系サイディングの塗り替え時期
  5. モルタル外壁の塗り替え時期
  6. 金属サイディングの塗り替え時期
  7. ALC外壁の塗り替え時期
  8. 樹脂サイディングとタイルは塗装が要るのか
  9. 年数より症状で決める:確かめる順番
  10. よくある質問
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「10年ごと」に公的な決まりはあるか

外壁塗装の営業でよく聞く「10年たったら塗り替え」には、法律や国の基準としての根拠は確認できませんでした。10年という数字が出てくる制度はありますが、どれも塗り替えの周期を決めたものではありません。

  • 品確法の10年:新築住宅の売主や請負人が、引き渡しから10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について責任を負うという決まりです(第94条)。塗装の周期の話ではありません。※1
  • 長期優良住宅の10年:認定の基準は、点検の時期が、建築の完了や直近の点検・修繕・改良から「10年を超えないものであること」を求めています。求めているのは点検で、10年ごとの塗り替えではありません。※2
  • 瑕疵保険の延長:住宅リフォームガイドブックは、延長瑕疵保険の対象を「引渡日から10年を経過する住宅」と説明しています。築10年の時期に点検やメンテナンス工事の話が出やすい背景の一つです。※3

一方で、10年前後という数字に物理的な裏付けがないわけではありません。国土技術政策総合研究所(国総研)のメンテナンスガイドラインは、窯業系サイディングについて「10年前後経過したサイディング材の表面を指でこすると」白い粉が付くことがあり、再塗装をそろそろ考える時期になりつつある、と書いています。同じ資料が引用している居住者アンケートの集計では、実際に手を入れた時期(半数が実施した年数)は、サイディングの塗装が11年、モルタルのリシン塗装が12年、プリント鋼板の塗装が10年でした。これは推奨の周期ではなく、実際に塗り替えた時期の実績です。※4

つまり「10年」は、一般的な塗装の製品でチョーキングが出始める時期としては外れていませんが、すべての外壁に当てはまる決まりではありません。後で見るとおり、高耐候の製品は30年前後まで塗り替えが要らない想定で、反対に金属系は10年より短い目安を示す資料もあります。10年という数字がどこから広まったのかを特定できる資料は見つかりませんでした。

出典:※1 e-Gov法令検索「住宅の品質確保の促進等に関する法律」、※2 国土交通省「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準(平成21年国土交通省告示第209号)」、※3 住宅リフォーム推進協議会(協力:国土交通省住宅局)「住宅リフォームガイドブック 令和8年度版」、※4 国土技術政策総合研究所「木造住宅の長期使用に向けた屋根、外壁、床下のメンテナンスガイドライン(国総研資料第975号 第Ⅲ章)」

外壁材ごとの目安:早見表

この記事で確認した資料の数字を、外壁材ごとに並べます。年数の出どころと前提は、それぞれの節で説明します。

外壁材 塗り替えの目安 出どころ
窯業系サイディング(一般的な製品) 7〜12年 日本窯業外装材協会の標準施工
窯業系サイディング(高耐候の製品) 15年前後〜30年超 ニチハ・ケイミューのモデルケース
モルタル チョーキングが出るまでおおよそ10年前後。仕上げによって15年・20年・30年 国総研、日本住宅モルタル外壁協議会
金属サイディング 8〜12年(スケジュール例)、5〜10年ごと(別の資料)、3〜5年ごと(住宅金融支援機構) 日本金属サイディング工業会、住宅金融支援機構
金属サイディング(フッ素塗装など) 20年前後〜30年 アイジー工業のモデルケース
ALC(木造用の薄形パネル) 約20年または約30年 旭化成建材の純正塗料の区分
樹脂サイディング 年数の記載なし(変色・褪色の保証が最長30年) ゼオン化成、LIXIL

公的な資料は何年と書いているか

公的な資料は、外壁の「点検」と「全面補修」の時期は示していますが、塗り替えの周期をはっきり書いているものはほとんどありません。

外壁材 点検の時期 取替え・大規模な補修の目安
モルタル壁 2〜3年ごと 15〜20年位で全面補修を検討
サイディング壁(窯業系) 3〜4年ごと 15〜20年位で全面補修を検討
金属板・サイディング壁(金属系) 2〜3年ごと 15〜20年位で全面補修を検討(3〜5年ごとに塗替え)
タイル貼り壁 2〜3年ごと 15〜20年位で全面補修を検討

上の表は住宅金融支援機構の「マイホーム維持管理の目安」の外壁の欄です。塗替えの周期が書かれているのは金属系だけで、窯業系とモルタルは全面補修の時期だけが示されています。機構は、立地や使い方、日ごろの手入れで変わる「大体の目安」としています。この表には発行年の記載がありません。※5

国土交通省が協力している住宅リフォームガイドブック(令和8年度版)も、定期点検の間隔と、大規模な補修の目安(外壁材は15〜20年、目地・シーリングは10〜15年)を同じように示していて、塗り替えの周期そのものは書いていません。※3

国土交通省の平成25年の資料は、窯業系サイディングとモルタル壁の交換周期の目安を20〜40年としたうえで、この周期は「維持管理に伴う再塗装の周期、塗装材の種類」などに影響を受けると書いています。こちらは外壁材そのものを交換する周期で、塗装の周期ではありません。※6

出典:※3 住宅リフォーム推進協議会(協力:国土交通省住宅局)「住宅リフォームガイドブック 令和8年度版」、※5 住宅金融支援機構「マイホーム維持管理の目安【一戸建て(木造住宅)】」、※6 国土交通省「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」

窯業系サイディングの塗り替え時期

戸建ての外壁でいちばん多い窯業系サイディングは、新築時に工場で塗装された製品が中心です。業界団体の日本窯業外装材協会(NYG)は、一般的なサイディングについて、塗装表面の状態(褪色・カビ・落ちなくなった汚れ・塗膜の亀裂や剥離)を見て行う塗り替えの目安を7〜12年としています。ただし、塗装の種類や地域・環境で劣化の進み方が違うので「メンテナンス時期は一様ではない」とも書いています。※7

NYGの施主向けの資料は、新築時の塗装にはアクリル系、シリコン系、フッ素系、無機系などがあると説明し、判断の基準を「塗装面を触って塗装色や白い粉が多く付着するようになるとメンテナンス時期です」としています。※8

高耐候の製品は、30年前後まで塗り替えを想定していない

メーカーは製品ごとにメンテナンスのモデルケースを公開しています。下の年数は、各社の図から読み取ったおおよその値です。

メーカー 製品 最初の塗り替えの時期(モデルケース)
ニチハ 14mm厚の製品(モエンサイディングM/W) おおよそ8〜12年
ニチハ モエンエクセラード(16mm厚以上) おおよそ13〜17年
ニチハ ハイパーコートの製品 おおよそ15〜19年
ニチハ プラチナコートの製品 おおよそ33〜37年(塗り替えまたは張り替え)
ニチハ プラチナコート30の製品 おおよそ38〜40年(塗り替えまたは張り替え)
ケイミュー 親水14(14mm厚) おおよそ7〜12年
ケイミュー 親水16/15 おおよそ11〜17年
ケイミュー 親水パワーコート18/16 おおよそ15〜21年
ケイミュー 光セラ16/15 おおよそ28〜32年

どちらのメーカーも、このスケジュールは目安であって内容を保証するものではないと明記しています。ニチハは、日常点検と定期点検を行い、標準施工を守り、純正のシーリング材などを使った場合の一例としています。※9※10

保証の年数も製品で違います。ニチハの保証では、通常の塗装品の「塗膜の著しい剥離・変色・褪色」は2年、高耐候の製品(プラチナコート30・プラチナコート・ハイパーコート)の変色・褪色は10年で、純正のシーリング材などとセットで使った場合はプラチナコートが15年、プラチナコート30が30年です。保証を受けるのは住宅会社で、保証書の発行などの条件があります。※11 SUUMOの取材記事では、ニチハの担当者が、以前は10年保証が一般的だったが30年保証の商品も出ていると話しています。※12

同じ「窯業系サイディング」でも、最初の塗り替えの想定は8年から30年超まで開きがあります。築10年で塗り替えを勧められたら、まず自宅の外壁がどの製品かを確かめてください。

高耐候の製品を塗り替えるときの注意

日本ペイントは、2000年代初頭から光触媒などの高耐久サイディングが増えていて、普及タイプの下塗り塗料では十分な付着性を確保しにくい場合があると説明しています。※13 フッ素樹脂や光触媒などで表面を加工したサイディングは塗料が付きにくく、光触媒で加工されたものへのクリヤー塗装は、剥がれのおそれがあるので避けるよう案内しています。※14 見積もりの段階で、業者に外壁の製品名を伝え、下塗り材をどう選ぶのかを聞いてください。メーカーの指定仕様や専用の下塗りは高耐候サイディングの塗り替えで起きる付着不良で詳しく説明しています。塗ってすぐの剥がれについては外壁塗装の剥がれで説明しています。

通気層のない直張りの家

NYGは、外壁材の内側に通気層を設ける「外壁通気構法」を平成13年4月から全国の標準工法にしています。※15 それより前に建った家には、通気層のない直張りのものがあります。三井住友トラスト不動産の解説記事(一級建築士の執筆)は、通気層を設けずにサイディングを直貼りすると、壁の中にたまった湿気が蒸発するときに塗膜を押し上げることがある、と説明しています。※16 直張りの外壁に塗装が向くかどうかを明記した公的な資料や団体の資料は、見つけられませんでした。築年数が古い家は、塗り替えの見積もりと合わせて、張り替えやカバー工法も比べてください。

継ぎ目のシーリングは外壁材より先に傷みます。打ち替えの時期と費用はシーリングの劣化にまとめています。

出典:※7 日本窯業外装材協会「窯業系サイディングと標準施工 第4版」、※8 日本窯業外装材協会「サイディングの維持管理はどうするの(お施主様へ)第3版」、※9 ニチハ「住まいの外壁メンテナンスガイド」、※10 ケイミュー「ケイミュー外壁材 住宅外まわりのメンテナンスについて」、※11 ニチハ「ニチハ窯業系外装材の保証について」、※12 リクルート(SUUMO)「外壁サイディングとは?種類、塗装などの家のメンテナンスのタイミングや費用、最新の機能まで徹底紹介」、※13 日本ペイント「よくあるご質問 No.18(高耐久サイディングの塗装改修)」、※14 日本ペイント「よくあるご質問 No.23(表面加工されたサイディング)」、※15 日本窯業外装材協会「通気構法」、※16 三井住友トラスト不動産「建築の知識アドバイス 外装材は何を選ぶ?」

モルタル外壁の塗り替え時期

模様のあるモルタル仕上げの外壁

国総研のガイドラインは、モルタル外壁について、新築後5〜10年で塗膜の変退色や光沢の低下が出てくるが「この時点ではまだ再塗装は必要ありません」とし、チョーキングが出るまでは「おおよそ10年前後かかるのが一般」で、その状態が外壁の広い範囲に確認されたら再塗装を考えるべきだと書いています。※4

左官・仕上げ材・防水材の団体でつくる日本住宅モルタル外壁協議会は、塗装ごとに再塗装の目安の時期が決められていて「早いものは10年前後、最近は15年,20年,30年など、各社製品や構法により大きく差」があるとし、新築のときに設計者に確認しておくよう勧めています。はじめから塗装していないモルタル外壁もあり、その場合は汚れやひび割れがなければ特に何もしなくてよい、とも説明しています。※17

同協議会は、チョーキングが出ても、建物の防水性と耐久性に影響がなく、見た目も気にならなければ、しばらく放置して問題ない場合もあるとしています。ただし最低限の条件として、モルタル外壁であること、ひび割れがないこと、通気構法であることの3つを挙げています。※18

モルタルで年数より先に見るべきなのは、ひび割れです。幅の見方と補修の方法は外壁のひび割れで説明しています。

出典:※4 国土技術政策総合研究所「木造住宅の長期使用に向けた屋根、外壁、床下のメンテナンスガイドライン(国総研資料第975号 第Ⅲ章)」、※17 日本住宅モルタル外壁協議会「ずっと長持ち」、※18 日本住宅モルタル外壁協議会「チョーキング・再塗装」

金属サイディングの塗り替え時期

金属サイディングの外壁

金属サイディングは、資料によって数字が違います。そのまま並べます。

  • 日本金属サイディング工業会のメンテナンスマニュアル:一般的なスケジュールの例として、最初の再塗装がおおよそ8〜12年(図から読み取った値)。時期は一様ではなく目安、としています。※19
  • 同じ工業会の製品保証の案内:長期に美観を保つためには「5〜10年毎に再塗装することをお勧めいたします」。※20
  • 住宅金融支援機構の表:金属系は「3〜5年ごとに塗替え」。※5

工業会は、金属サイディングの劣化が、光沢の低下、色の変化、チョーキング、ふくれ、腐食、穴あきの順に進むと説明し、基材の劣化が始まる前、つまりチョーキングの段階での再塗装を勧めています。※19 金属系は、塗膜が切れるとさびにつながるので、窯業系より早めの目安が示されていると読めます。

新しい製品は年数が延びています。アイジー工業のモデルケースの図では、塗り替えの時期は、ポリエステル樹脂塗装の製品が10年過ぎから、遮熱性フッ素樹脂塗装の製品が20年前後から、遮熱性フッ素インクジェット塗装の製品が30年からです。同社は「変色が著しく、白亜化が現れた状態が塗り替え時期とみなせます」としています。※21

金属サイディングで注意したいのは保証です。LIXILのDanサイディングの保証規定は、塗膜の変色・褪色を10年または15年、赤さび・穴あきを10年(一部の製品は15年)保証していますが、外壁工事の完了後に再塗装や補修塗装を含む工事を行った場合は保証の対象外としています。※22 工業会の案内も、施工後に行われた現場塗装に起因する不具合を免責にしています。※20 保証の期間が残っているうちに塗り替えると、保証を失うことがあります。

出典:※5 住宅金融支援機構「マイホーム維持管理の目安【一戸建て(木造住宅)】」、※19 日本金属サイディング工業会「金属サイディング メンテナンスマニュアル」、※20 日本金属サイディング工業会「金属サイディング メンテナンスのご案内と製品保証について」、※21 アイジー工業「外壁材の維持管理について(施工説明書)」、※22 LIXIL「Danサイディング 保証規定」

ALC外壁の塗り替え時期

ALC協会は、ALCパネルの耐用年数について、仕上げ材のグレードや適切なメンテナンスの有無で異なり、定期的にメンテナンスをすれば50年を超える長期の使用も可能としています。一方で、ALCパネルは吸水しやすい材料なので外壁面には防水性のある仕上げが必要で、仕上げ材や目地のシーリング材の防水性能が落ちると漏水などの不具合が起きることがある、とも説明しています。協会の資料に、塗り替えの年数は書かれていません。※23

メーカーでは、旭化成建材が木造住宅用のALC(ヘーベルパワーボード)の純正塗料について、種類によって「約20年」または「約30年」を塗り替え時期の目安としています。年数は本州地方の気象条件を想定したものです。※24

ALCは、塗膜とシーリングが防水の役目を担っています。年数にかかわらず、塗膜のひび割れやシーリングの切れを見つけたら、早めに点検を頼んでください。

出典:※23 ALC協会「Q&A よくあるご質問」、※24 旭化成建材「ALC専用塗料(ヘーベルパワーボード)」

樹脂サイディングとタイルは塗装が要るのか

樹脂サイディングは、メーカーが長い保証を付けています。ゼオン化成は、紫外線で色は変化するとしたうえで、著しい部分的な変退色がないことを最長30年保証し、本体や役物の継ぎ目には原則としてシーリング材を使わないと説明しています。※25 LIXILのWALL-Jも、表面色の部分的な変色・褪色を施工完了から30年保証しています(対象の製品と条件あり)。※26 「塗装は不要」と明記した公式の記述は確認できませんでしたが、塗り替えを前提にした年数は示されていません。

タイル貼りの外壁は、住宅金融支援機構の表で、点検が2〜3年ごと、15〜20年位で全面補修を検討とされています。※5 タイルそのものの塗装が必要かどうかを明記した団体やメーカーの資料は見つけられませんでした。目地やシーリングは点検の対象で、住宅リフォームガイドブックは目地・シーリングの大規模な補修の目安を10〜15年としています。※3

出典:※3 住宅リフォーム推進協議会(協力:国土交通省住宅局)「住宅リフォームガイドブック 令和8年度版」、※5 住宅金融支援機構「マイホーム維持管理の目安【一戸建て(木造住宅)】」、※25 ゼオン化成「ゼオンサイディング よくある質問」、※26 LIXIL「WALL-J 本体・役物表面色の部分的な変色・褪色30年保証 保証規定」

年数より症状で決める:確かめる順番

外壁の表面を指で確かめているところ
  1. 外壁材の製品名と塗装の種類を確かめる:新築時の仕様書、保証書、引き渡しの書類を見ます。分からなければ、建てた住宅会社に問い合わせます
  2. 保証が残っているかを確かめる:メーカーの保証は住宅会社を通じたものが多く、期間内の再塗装で対象外になる製品があります
  3. 症状を見る:手でこすって白い粉が付くか、シーリングが切れていないか、金属ならさびが出ていないか。見分け方は外壁の劣化サインにまとめています
  4. 症状がないのに「10年だから」と勧められたら、急がない:日本ペイントは、チョーキングを塗り替えのサインとしつつ「すぐに塗り替えなければダメ、ということはない」が、放置すると建物自体の劣化に至る、と説明しています。※27 訪問販売で急がされた場合は訪問販売のトラブルを見てください
  5. 塗り替えると決めたら、複数の見積もりを比べる:費用の目安は外壁塗装の相場、塗料の選び方は塗料の種類で説明しています

この記事の年数のうち、メーカーや工業会のスケジュールの図から読み取ったものは、おおよその値です。製品の仕様や保証の内容は変わることがあるので、自宅の製品については、メーカーや住宅会社の最新の資料で確かめてください。

モルタル外壁の塗り替え手順と費用はモルタル外壁の塗り替えで詳しく説明しています。

出典:※27 日本ペイント「よくあるご質問 No.4(塗り替えのタイミング)」

よくある質問

外壁塗装は10年ごとにしないといけませんか
10年ごとと定めた法律や公的な基準は見当たりません。品確法の10年は構造と雨漏りに対する新築の保証、長期優良住宅の10年は点検の間隔です。一般的な塗装の製品では10年前後でチョーキングが出始めることが多い一方、高耐候の製品は30年前後まで塗り替えを想定していません。
築10年ですが、外壁はまだきれいです。塗り替えは必要ですか
症状がなければ急ぐ必要はありません。手でこすって白い粉が付くか、シーリングの切れやひび割れがないかを確かめてください。高耐候のサイディングは、10年を過ぎてもチョーキングや色あせが出ないことがあります。点検は続けてください。
サイディングとモルタルでは、どちらが塗り替えまで長いですか
外壁材の種類より、新築時の塗装や仕上げの種類で決まります。一般的な製品はどちらも10年前後が一つの目安ですが、窯業系サイディングの高耐候の製品は30年前後、モルタルも仕上げによって15年・20年・30年の製品があります。
保証の期間中に塗り替えると、保証はどうなりますか
製品によります。LIXILのDanサイディングの保証規定は、工事完了後に再塗装や補修塗装を行った場合を保証の対象外としています。塗り替える前に、保証書と保証規定を確かめてください。
金属サイディングは何年で塗り替えますか
資料によって違います。工業会のスケジュールの例ではおおよそ8〜12年、別の案内では5〜10年ごと、住宅金融支援機構の表では3〜5年ごとです。フッ素塗装などの製品は、メーカーのモデルケースで20年前後から30年です。チョーキングが出た段階での再塗装が勧められています。

出典

  1. e-Gov法令検索「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(平成十一年法律第八十一号(2026年10月27日閲覧)) https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000081 /確認日 2026-10-27
  2. 国土交通省「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準(平成21年国土交通省告示第209号)」(最終改正 令和6年12月27日) https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001753460.pdf /確認日 2026-10-11
  3. 住宅リフォーム推進協議会(協力:国土交通省住宅局)「住宅リフォームガイドブック 令和8年度版」(令和8年度版) https://www.j-reform.com/publish/pdf_guidebook/r8-all.pdf /確認日 2026-10-23
  4. 国土技術政策総合研究所「木造住宅の長期使用に向けた屋根、外壁、床下のメンテナンスガイドライン(国総研資料第975号 第Ⅲ章)」(平成29年6月) https://www.nilim.go.jp/lab/hcg/nagamoti/dist/pdf/guidelines.pdf /確認日 2026-10-11
  5. 住宅金融支援機構「マイホーム維持管理の目安【一戸建て(木造住宅)】」(発行年の記載なし(2026年10月閲覧)) https://www.jhf.go.jp/files/a/public/jhf/300237187.pdf /確認日 2026-10-11
  6. 国土交通省「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」(平成25年8月) https://www.mlit.go.jp/common/001011879.pdf /確認日 2026-10-11
  7. 日本窯業外装材協会「窯業系サイディングと標準施工 第4版」(2022年7月) https://www.nyg.gr.jp/gizyutusiryou/pdf/hyojyun/hyojyun_sekou.pdf /確認日 2026-10-11
  8. 日本窯業外装材協会「サイディングの維持管理はどうするの(お施主様へ)第3版」(2022年7月発行) https://www.nyg.gr.jp/toha/pdf/mainte.pdf /確認日 2026-10-25
  9. ニチハ「住まいの外壁メンテナンスガイド」(2024年3月) https://www.nichiha.co.jp/info/maintenance_guide.pdf /確認日 2026-10-11
  10. ケイミュー「ケイミュー外壁材 住宅外まわりのメンテナンスについて」(2025年2月現在・2026年2月現在) https://www.kmew.co.jp/maintenance/ /確認日 2026-10-23
  11. ニチハ「ニチハ窯業系外装材の保証について」(2026年8月) https://www.nichiha.co.jp/info/hosho.pdf /確認日 2026-10-11
  12. リクルート(SUUMO)「外壁サイディングとは?種類、塗装などの家のメンテナンスのタイミングや費用、最新の機能まで徹底紹介」(2026年3月18日更新) https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/tosou_siding/ /確認日 2026-10-25
  13. 日本ペイント「よくあるご質問 No.18(高耐久サイディングの塗装改修)」(2026年10月25日閲覧) https://www.nipponpaint.co.jp/support/faq/18/ /確認日 2026-10-25
  14. 日本ペイント「よくあるご質問 No.23(表面加工されたサイディング)」(2026年10月25日閲覧) https://www.nipponpaint.co.jp/support/faq/23/ /確認日 2026-10-25
  15. 日本窯業外装材協会「通気構法」(2026年10月閲覧) https://www.nyg.gr.jp/toha/tuukikouhou.html /確認日 2026-10-11
  16. 三井住友トラスト不動産「建築の知識アドバイス 外装材は何を選ぶ?」(2025年5月号) https://smtrc.jp/useful/knowledge/iedukuri/2025_05.html /確認日 2026-10-11
  17. 日本住宅モルタル外壁協議会「ずっと長持ち」(2026年10月閲覧) https://morutarugaiheki.jp/durability/ /確認日 2026-10-11
  18. 日本住宅モルタル外壁協議会「チョーキング・再塗装」(2026年10月閲覧) https://morutarugaiheki.jp/chalking/ /確認日 2026-10-11
  19. 日本金属サイディング工業会「金属サイディング メンテナンスマニュアル」(2012年11月) https://www.jmsia.jp/_pdf/manual04.pdf /確認日 2026-10-11
  20. 日本金属サイディング工業会「金属サイディング メンテナンスのご案内と製品保証について」(発行年の記載なし(2026年10月閲覧)) https://www.jmsia.jp/_pdf/manual05.pdf /確認日 2026-10-11
  21. アイジー工業「外壁材の維持管理について(施工説明書)」(2026年4月) https://www.igkogyo.co.jp/download/manual/data/siding/sd25-2/sd25-2_04.pdf /確認日 2026-10-11
  22. LIXIL「Danサイディング 保証規定」(2026年3月) https://at.lixil.co.jp/xsltemplate/dan_index_image/dan_hoshou.pdf /確認日 2026-10-11
  23. ALC協会「Q&A よくあるご質問」(2024年10月更新) https://www.alc-a.or.jp/qa.html /確認日 2026-10-11
  24. 旭化成建材「ALC専用塗料(ヘーベルパワーボード)」(2026年10月閲覧) https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/coating/index.html /確認日 2026-10-11
  25. ゼオン化成「ゼオンサイディング よくある質問」(2026年10月閲覧) https://www.zeonkasei.co.jp/kenzai/siding/qa01.htm /確認日 2026-10-11
  26. LIXIL「WALL-J 本体・役物表面色の部分的な変色・褪色30年保証 保証規定」(2026年3月) https://at.lixil.co.jp/wallj/wall-j_hoshou.pdf /確認日 2026-10-11
  27. 日本ペイント「よくあるご質問 No.4(塗り替えのタイミング)」(2026年10月27日閲覧) https://www.nipponpaint.co.jp/support/faq/4/ /確認日 2026-10-27
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全国(北海道を除く)
  • 紹介するのは、販売から施工・アフターまで自社で行う塗装店に限ると公式サイトで説明。施工実績100棟以上・創業3年目以上など7つの審査基準がある
  • 申し込むと、専門アドバイザーから電話で相談の連絡が入り、条件に合う塗装店を最大3社紹介。見積もり比較は無料で、契約の義務はない
  • 断りの連絡を代わりに行う「お断り代行」と、押し売りや不適切な見積もりを禁じる「イエローカード制度」がある
  • 自治体の助成金の条件(市内業者・事前登録・塗料の指定など)を調べたうえで塗装店を紹介すると、よくある質問で説明
  • 北海道の外壁塗装は申し込みの対象外

出典:株式会社ソーラーパートナーズ「外壁塗装パートナーズ(公式サイト・見積もり比較の流れ・よくある質問)」(確認日 2026-10-06)

3位リショップナビ外壁塗装

運営会社
株式会社じげん(東証プライム上場)
対象
外壁・屋根の塗装(築8年以上、1年以内に工事予定)
対応エリア
全国
  • 条件に合う塗装会社を最大4社まで無料で紹介し、現地調査の日程調整も代行する
  • 加盟会社は全国500社で、加盟前に担当者が面談して審査していると公式サイトで説明している
  • 紹介された会社と契約する義務はない。しつこい営業があれば運営会社に連絡できる

出典:株式会社じげん「リショップナビ外壁塗装|外壁・屋根塗装業者を見積り比較」(確認日 2026-09-30)

4位外壁塗装の窓口

運営会社
株式会社ドアーズ(ポート株式会社の100%子会社)
許可・登録
建設業許可 東京都知事許可(般-7)第160834号(公式サイトの表示)
対象
外壁塗装の見積もり(施工店の紹介)。築7年未満の住宅は対象外
対応エリア
全国(北海道・沖縄を除く)
  • 全国5,500社以上の加盟店から、要望に合う施工店を紹介。最大4社の相見積もりを取れる(公式サイトの表示)
  • 相談から見積もりの取得まで無料。見積もり後に断ることもでき、施工店への断りの連絡を代わりに行うサービスもある
  • 運営は株式会社ドアーズ。東証上場のポート株式会社の100%子会社
  • 北海道・沖縄にお住まいの方と、築7年未満の住宅は申し込みの対象外

出典:株式会社ドアーズ「外壁塗装の窓口(公式サイト)」(確認日 2026-09-29)

5位外装工事ヒカーク

運営会社
株式会社shalcfield
対象
一戸建て・マンション・店舗などの外装工事(塗装、屋根の葺き替え・カバー工事、防水工事、雨漏り修理)の見積もり
対応エリア
全国
  • 専属アドバイザーが建物の状態を聞き取り、業者の担当者を複数名紹介。相談・紹介・現地調査・見積もりは無料
  • 加盟業者からは固定の掲載料を受け取る仕組みで、契約時の中間マージンは受け取っていないと公式サイトで説明
  • 業者への断りの連絡をアドバイザーが代わりに行う「お断り代行制度」、クレームの多い業者を外す「加盟店除名制度」がある
  • 加盟業者の無理な営業は禁止。申し込み後、業者から直接連絡が入ることはないと公式サイトで説明

出典:株式会社shalcfield「【外装工事ヒカーク】外装工事の優良業者紹介サービス(公式サイト)」(確認日 2026-09-29)

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